スギテックでのSDGsへの取り組みに際し、京都本社・東京支店全メンバーの意識統一の為に全体ミーティングを開催しました。
SDGsを推進していくため、我社では以下7つの目標を対象として設定しています。
スギテックのSDGsの取り組み内容
これら7つの項目で当社が推進していく内容をご説明しますと、
質の高い教育をみんなに
スギテックの取り組みは「学び続ける環境をつくる」
会社内での熟練技術者による各種スキルの定期勉強会の開催、また個人のスキル取得や技術の向上に関し、技能資格取得や特別教育等の提案とそれに係る費用を会社負担で取得できる制度を設けることで、全社員の技術力を底上げし、より良く高品質なサービスを提供し社会に貢献します。
ミーティングでの決定事項
社員の技術や知識の向上のための定期的な勉強会の実施については、年間実施スケジュールを作成し定期的に教育を受ける体制をつくる。
ジェンダー平等を実現しよう
スギテックの取り組みは「女性が活躍できる環境を」
当社では、女性活躍推進法に基づき女性社員の雇用を促進しています。建物調査業務において女性だけの調査チームも編成しており、調査業務 並びに報告書の作成など、多くの現場で実績を重ねています。女性の力が社会の活力向上や持続可能な経済成長の実現において必要不可欠であることから、今後もより女性が活躍できる環境を整え、女性の活躍を推進していきます。
ミーティングでの決定事項
女性活躍の場をさらに広げる。特に男性中心の建設業界においては、女性のきめ細かい要素は必要不可欠である。
働きがいも経済成長も
スギテックでの取り組みは「自らが考え進んで行動できる環境、働きがいのある職場を提供する」
当社はICT技術等を活用した業務効率化技術の開発に積極的に取り組んでいます。日々の業務の中で現場から出てきた問題点等の声をフィードバックしたもので、技術開発により大幅な業務効率化へ繋げています。今後も新たな価値創出のため実践し続けるとともに、生み出されたソリューション・サービスをお客様へ提供し、会社の発展と業界の活性化に取り組んでいきます。
ミーティングでの決定事項
技術開発からの業務効率化には引き続き積極的な取り組みを進め、効率的な仕事ができるよう取り組んでいく。会社としての働きがいに関しては、出産、育児、介護等をしながらの仕事が続けられる環境作りと、コロナ禍でのテレワークやオンライン会議等の対応は社会情勢により、柔軟に対応を行っていく。
産業と技術革新の基盤をつくろう
スギテックでの取り組みは「調査・施工現場のICT化の推進」
当社では迅速かつ精密な構造物の外壁調査・報告書の作成までを行える「SINQA(シンカ)」(NETIS登録 KT-170036-A)を開発。今後もさらなる業務の効率化を図るべく、ICT技術等を活用した新たな業務の在り方を創出していきます。
ミーティングでの決定事項
調査技術を革新していく。現在当社でも注力しているドローンや、新たに導入したARデバイスのHoloLens2等を活用した最新技術の知識を共有すること。そしてそれらを活用した新技術開発を進めていく。
住み続けられるまちづくりを
スギテックでの取り組みは「長期に渡り安心・安全なまちづくりへ貢献」
創業以来、当社では建築構造物やインフラ構造物の調査・改修業務に携わり、積み上げてきた知見と実績、技術力で地域社会の発展に貢献してきました。今後も増加していく建物やインフラのメンテナンスにおいても確かな技術力と実績で、持続可能なまちづくりへの実現へ貢献していきます。
ミーティングでの決定事項
今後も正確な調査業務により、安心で安全な構造物を提供していく。業務にあたっては適正な工法、材料の提案、維持管理を提案し、当社の基準を満たす高品質な業務を実施していく。
つくる責任 つかう責任
スギテックでの取り組みは「構造物の長寿命化とライフサイクルの考慮により価値の喪失を防ぎ廃棄物の算出を減少させる」
当社の得意とする高い品質の改修施工による長寿命化により、街の住環境を支え、有限な資源の浪費抑制と保全に貢献します。
ミーティングでの決定事項
適正な調査により安心・安全な建築構造物、インフラ構造物を提供するにあたり、適正な材料の提案と適正な使用量での発注を心掛け、無駄な材料余りを発生させない。
パートナーシップで目標を達成しよう
スギテックでの取り組みは「地域社会の発展と地球環境の保全」
事業活動による利用者への貢献のみならず、各種団体との連携によって良好な建築ストックの形成を推進し、地域コミュニティの活性化ならびに地球環境の保全にも寄与していきます。2020年には公益社団法人ロングライフビル推進協会BELCA正会員となりました。
ミーティングでの決定事項
より良い調査技術の展開と共有。パートナーとの調査技術の開発は現在も進行しているが、今後も積極的な技術革新を行っていき幅広いパートナーを構築していく。
定期的にスタッフの意識統一を
以上が大枠のスギテックでのSDGsの活動内容となります。このSDGsへの取り組みが注目される中、一方で「SDGsウォッシュ」という言葉が取り沙汰されることもあります。
これは「上辺だけの対応。取り組んでいると見せかけているだけ」ということを指した言葉です。いくら目標を掲げていても活動をしていないのは論外として、一歩踏み込んでみると実態がない、という例があります。
いくら立派な目標を掲げたとしても実態が伴っていなかったり、そもそもそれに取り組む必要性があるのか?という所は真剣に議論する必要があります。
そしてSDGsへの取り組みでまず大前提なのは、共に活動していく皆の意識を合わせること。全員が一丸となり本気でやる意識が伴ってこその活動と言えます。